屋久島「つのまき」 屋久島の親から子へ子から孫へバトンをつなげ!世代をつなぐ郷土料理のありかた

「つのまき」を食べよう!

屋久島にも受け継がれる郷土料理があります

全国各地、津々浦々語り継がれる郷土料理がありますが、

もちろん、屋久島にも地域に根付いたならではの料理があります。

その中でも今回は、「つのまきという料理をご紹介します。

「つのまき」は一昔前、屋久島のどの家庭でも作られいました。

それは、島民のソウルフードと言っても過言ではないほど。

しかし、最近は作り手が少なくなっていまい、そんな状況をとても残念に私は思っています。

そこで

屋久島の郷土料理を作ってみたよ!

今日は、食堂の方は代休を頂きまして母と一緒に「つのまき」を作ってみました。

「つのまき」とは、屋久島に古くから伝わる伝統のお菓子です。

三角のかわいらしい形の「つのまき」は、わらや木炭の灰を水に浸して取った灰汁にもち米をつけてダチクの葉っぱで包み煮たもの。

昔は、食べ物が少なかったので保存食として食べられていたものが現在にまで伝わっていま

す。

桃の節句や端午の節句といった特別な時に我が家では、祖母が作ってくれていました。

祖母は祖父と共に床屋を営み、五人の子供を育てました。

祖父がなくなったあと、床屋の傍らおかず屋をしたり、学校帰りの子供たちの為にテイクアウトのたこ焼き屋をしたり、まだその当時は屋久島ではたこ焼きなど知られていない時代でしたので、今でいう、カリ、トロ~のたこ焼きではなく、具は刻んだ玉ねぎと人参がたっぷり入ったちょっと珍しいもの、具だくさんなたこ焼きは、お腹を空かせた子供たちに大人気でした。

そんな、ハイカラで働き者の祖母が私たちに残してくれたその味を母と共に作ります。

<材料>

  • もち米2K、
  • 灰汁、
  • ダチクの葉
  • 竹の皮

*<ダチクの葉>だんちくとも言います。屋久島では割とどこでもあります。特に海岸。風が強いところは葉がさけてます。葉がさけていると包んだもち米が飛び出すのできれいな葉を使ってください。

*竹の皮は裂いてつのまきを縛るのに使います。本来は海岸にあるビーと言う葉を叩いて柔らかくして使います。なければクッキング用の紐で代用してください。

下準備としてもち米を水2:灰汁1に1時間ほどつけておきます。

<作り方>

1、漬けておいたもち米がご飯を炊くように水分を吸ってふっくら

して、灰汁でほんのり黄色くなったらたらダチクの葉で包ます。

2、もち米がはみ出さないように三角に包みます。

包み方が難しいのですがコツを覚えれば簡単。練習あるのみ。

右が母。左が私。母の方が少し大きいのがわかりますか?

意外とサイズを合わせるのも難しいのですが、慣れてくると大きく包めるようになってきます。

3、鍋につのまきがかぶるくらいの水を入れて火にかけます。

沸騰したら中火~弱火に落として噴きこぼさないように炊きます。

今回は一時間くらい炊きました。途中、鍋の水分が煮詰まって足りなくなったらお湯を足してくださいね。

あまりにも鍋の中でつのまきがおどるようだと紐が外れてしまってもち米が大変なことになるので注意です!

昔は庭で薪でたいていました。薪で炊くとガス代の節約になります。

4、もち米がギチッっとなったら炊き上がり!ざるに上げてさっと水をかけます。

水をかける理由は、灰汁の汚れを落とすためと、食べる時にダチクの葉をはがれやすくするためです。

完成したらお醤油かお砂糖をたっぷりかけて食べます。

屋久島も高齢化か進み郷土料理の作り手と食べる機会が減ってしまいました。

昔懐かしの料理は地味ではあるけど飽きない味。

それは、自分が母親になった今、子供たち、屋久島の未来に伝えたいこと。

「故郷は遠きにありて思うもの」

郷土料理にもどこか共通するところがあるように感じます。

今は亡き祖母に思いを寄せて・・・

皆さんも記憶にある味を思い出して作ってみていかがでしょうか?

親から子へ、子から孫へ失われつつある全国の郷土料理が未来へといつまでも続いてほしいと願っています。

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コメント

  1. blackcoffee より:

    鹿児島出身の者です。あくまきとは違うのですね。はじめて知りました。

    • aoimama より:

      コメントありがとうございます。屋久島でもあくまき食べますよ~。あくまきは竹の皮で包みます。
      中身は同じでも包むもので風味が変わります。面白いですね。