一年の中で最も寒いのが二月。北西の風が吹き屋久島といえども山の山頂には雪が積もります。観光地としてはローシーズンに当たる屋久島の冬。
町も森も静かになり、都会の喧騒から離れてゆっくりと過ごすのもいいですよね。
温泉でゆっくりもおススメですが・・・
里の恵みを味わうのもいいですよ~
屋久島では二月のに入るとたんかんの収穫が始まります。
たんかんとは
たんかんはポンカンにスィートオレンジを自然交配種でかけあわせ誕生したかんきつ類です。オレンジに似た香りとみずみずしい事から「皮のむけるオレンジ」とも言われています。
食べると、オレンジよりも味が濃くジューシーです。
たんかんは中国・広東省で誕生したとされています。それから、台湾に渡り大正時代に屋久島へ。
屋久島では2月中旬から3月にかけて収穫されます。
屋久島のどこで栽培されているのか?
屋久島でも主にたんかんが栽培されているのは、南部の地域。
一年を通して気候が暖かく、昼と夜の寒暖の差が大きい事から甘くておいしいたんかんが収穫できるのです。
国内では鹿児島本土、奄美や徳之島、喜界島などでも栽培されていますが、主な生産地のうち「屋久島たんかん」と「南さつまのたんかん」が鹿児島ブランドに指定されています。
貴重な「たんかん」ですが・・・
屋久島で12月に収穫されるポンカンに比べてたんかんは島内で消費される割合の方が多いのです。
関東方面ではデパートや高級フルーツショップでしか見かけないんだとか!
屋久島でお土産物屋さんやスーパーまたは無人市などでは格安で販売されていることもあります。袋には入って100円とか安すぎですね。運がいいと飲食店などで、たんかんがサービスでもらえたりとか。たんかんははずれがないといわれ、少し見た目が悪くても味には問題がないことの方が多いのです。
ローシーズンならではの屋久島の楽しみかたですね。
「たんかん」その食べ方ちょっと待って!
皮を剥いてパクっと一口「苦っ!」
甘くて美味しはずのたんかんが苦いという経験をした方はいませんか?
そんな、あなた
その剥き方ちょっとまって!
たんかんはとてもジューシなかんきつ類なのですが少し皮か剥きにくい特徴があるのです。小さなものは特に剥きにくいのです。皮が薄いと身と皮がくっついてぜんぜんむけなーい。といった声をよく耳にします。
たんかんにはきれいに剥くちょっとしたコツがあるのです。
これをマスターするだけでよりおいしくたんかんを食べることができます。
たんかんを美味しく食べるために
剥きにくいたんかんの皮はリンゴの皮を剥くように横にクルクルっとむくときれいにむくことができるんです。そして、忘れてはいけないのが皮をむいたら一度、「手を拭くこと」
たんかんの皮には多くの油が含まれています。この、油が苦いっ!
ですので、皮をむいて油ギトギトの手で食べるとせっかく甘くてジューシーなたんかん本来のの味が落ちてしまうのです。
まとめ
夏の日差しをさんさんと浴びて大きく育った「たんかん」は屋久島の特産品です。
濃厚な果汁をたっぷりと含み、ビタミンcの量はみかん約2倍!!
一度、食べればきっとあなたもたんかんが大好きになることでしょう。
屋久島のたんかんを食べにおじゃんせ~(いらっしゃい)
たんかんを食べる時に便利なくずかごを紹介しています!