ママ達の絵本の読み聞かせの会~消えた昔話~

現在、息子が幼稚園の年中さんになりました。

幼稚園では毎月、お話サークルのママ達による絵本の読み聞かせが行われています。月に2回から3回ほど会員は20名ほどで、その日に都合のいいお母さん達が、30分間1クラス3、4人で絵本を読んだり、手遊び歌をしたりして子供たちと過ごしています。

私は、人の輪にはいるのがあまり得意ではないのですが、唯一やってみたいと参加を希望しました。

人前で何かをすることに対してはあまり緊張しないタイプなので毎回、楽しく参加させて頂いてます。

参加のきっかけは、私がまだ小学生だった頃、保護者による読み聞かせで、あるお母さんの読んでくれたお話が今でも強烈に印象に残っていたから、、、

私も、少しでも子供たちと絵本を通して楽しい時間を共有したり、心に残るお話をしてあげたい、大げさかもしれませんが、沢山の絵本たちが子供たちの未来につながって欲しい、そんな気持ちで毎回参加しています。

しかし、お話サークルについて1人悶々とした気持ちがあります。

毎回、お話会の終了後に「こんな話をしました」とメンバーが集まって読んだ絵本を紹介することになっているのですが、私が一つ残念に思うことは昔話や民話を読むお母さんがいないこと。

絵本の内容は特に決まりはなく、それぞれのお母さん達が読みたい絵本を各自準備します。3、4冊準備してそのなかから、季節感や男の子が好きそうなお話、女の子が好きそうなお話を読むというもので、私も毎回どんな絵本を選ぼうか?と悩んでいます。

幼稚園の先生も絵本読みをします、もちろんおうちでもお母さんが子供たちに絵本を読み聞かせていることでしょう。では、お話会でのお母さんたちの役割って何なんでしょう?

楽しければいいじゃない!

面白い話、楽しい話、短いお話、読みやすいもの、色鮮やかな絵本、そして、わかりやすいもの・・・

そこに少し疑問を感じています。もちろん、どの絵本も素晴らしい。

しかし、現代っ子は古臭い昔話は好まないのでしょうか?

最近では桃太郎や浦島太郎といいった有名な昔話さえも知らない子供たちがいるんだとか・・・・・

私が子供の頃は、祖母がいつも昔話をしてくれていました。山姫の話、河童の話、火の神様の話、、、その話は、不思議な世界の奇妙な出来事であり、悲しく恐ろしいものでした。

しかし、今は色々な事情でおじいちゃんおばあちゃんがいない家庭も多く、昔話を耳にする機会が減っています。

おまけに残酷で読みにくい昔話は読まない・・・

鬼が人を煮たり、喰ったり、エンマさまに目玉をくり抜かれたり、そんな表現で子供を過剰に怖がらせてはいけない、オブラートに包まない表現が受け入れられない、そんな雰囲気があるようにも感じてしまうのは私だけでしょうか?

その結果「鬼が来るよ」なんて言っても子供たちは怖がることはなく、逆に冷ややかな目で見られる。

悪いことをすると、昔話に出てくる鬼が連れに来るんだよ、と子供たち同士で戒めあえる、やんちゃな子供たちも善悪のけじめがつけられる。そんな素直な子供たちであってほしい。

むーかし、むかしの架空の世界に胸を踊らせる子供たちであってほしい。

30分という限られた時間の中、ただ絵本を読むだけではなく、絵本を好きなお母さんたちにしかできないこと。お話の中から生きることの尊さ、自然の厳しさ、命の尊さ、故郷を愛せる心を伝える。

時代や社会が変わっても昔話は人の心に響き、心を育むものであってほしいと思います。

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