屋久島のおススメの観光スポットとして知られているのが、意外にも滝です。
登山できない人は屋久島を楽しめない?
いいえ、そんなことはありませんよ。登山しなくても十分に自然の雄大さを知ることのできるスポットがたくさんあります。
そのなかでも、いちばんのオススメはたきです。
屋久島は山が高いため山の山頂から放射線状に川が流れ、急こう配をなしているため島内には滝がいくつもあるのです。
屋久島の中でも、見ごたえのある人気の滝を紹介しますね。
千尋の滝
屋久島の麦生の集落の山道を入ったところにあるのが千にたずねる滝と書いて、「千尋の滝」(せんぴろの滝)
落差は手前の滝が約60m奥の滝が約20mの滝です。その、滝を形づくっているのは花崗岩の大きな一枚岩、高さが200m幅400mもあるのです。
滝の名前の由来は昔、両手を広げた長さを一尋、二尋と数えていたことから、滝の大きな一枚岩が両手を広げたとき、1000尋ほどの大きさがあった。(1000人の人が手を広げたほどの大きさがあった)ことから千尋の滝と名前が付けられました。
千尋の滝は滝から離れた展望所から見ます。霧の出ている日は視界が悪く滝の姿が見えなくなってしまう事があるので注意が必要です。
*霧が濃くても風が吹いていれば、霧が流れてわずかに滝の姿が見えることもあります。お天気の悪い日は、運しだいですね!
その他にも、千尋の滝の楽しみと言えば、移動式の生絞りジュース屋さん。季節に合わせて、たんかんやパッションフルーツ、島バナナなど屋久島ならではの味が楽しめます。しかし、お天気次第ではお休みの場合もあります。
また、売店には「うんのがえーのたんかんジュース」の販売を行っています。「うんのがえーの」とは屋久島の方言で「うちの家の」という意味。
集落で収穫したたんかんをジュースにして販売してます。缶での販売なのでお土産にもいいですね!
また、毎朝、蒸たてが店頭に並ぶ「かからん団子」は、売り切れごめん人気商品!
大型バスが入るとアッというまに完売しちゃいます。
大川の滝
屋久島の中で日本の滝百選の一つに選ばれているのが大川の滝です。落差は88m、南九州一の落差を誇るのが、大川の滝。鹿児島県からは、加治木町にある「竜門の滝」と屋久島の「大川の滝」の二か所が選ばれました。
読み方は「おおかわの滝」ではなく、「おおこの滝」と読みます。屋久島は、漢字の読み方が難しいですね~。
かつて、日本書紀にも描かれています。滝壺近くまで行くことができ迫力は満点、しかし、滝の周辺はホルンフェルスという岩が広がっており、とても滑りやすいので展望所よりも先に行く場合は足元に注意が必要です。
マイナスイオンたっぷりの屋久島おススメスポットです。
蛇之口滝
尾ノ間集落の尾ノ間温泉横から蛇ノ口滝への登山道が出ています。
千尋の滝や大川の滝と違いちょっとしたトレッキングが必要です。
滝までは往復8k、片道登り2時間30分、下り2時間といったところ。「ぷらっと、見に行ってる?」といった感じでコースを歩き始めると少し大変な思いをするかも・・・。海外の方に人気があります。
登山道の途中には、クワズイモや化石植物生き残りの一つとも言われるヘゴシダがあったり、タニワタリなどの南国チックな植物の森を抜けた先に蛇ノ口滝があって冒険映画のワンシーンのようななんとも言えない雰囲気が漂っています。
蛇ノ口の滝を見学した後は、尾ノ間温泉で汗を流したり、足湯を体験するのもいいですね。
屋久島の中でも滝壺に緑が映り込み、秘境ムード満点の滝です。
トローキの滝
麦生集落の県道から海岸に向かってトローキの滝道が出ています。実は、千尋の滝の下流にあるのがトローキの滝。流れた滝の水が直接、海に注ぐ滝を陸から見れるのは実は珍いことなのです。
トローキの上に架かるのは鯛之河橋。鯛之河橋からは千尋の滝の大きな花崗岩の一枚岩を見ることができます。
滝を見たついでに、ぽん・たん館で地元の採れたての野菜や珍しい果物をゲットするのもいいですね!
まとめ
屋久島は雨の島、水の島とも言われるように、突如として短時間で大雨が降ることがよくあるそんな時には、滝の姿も迫力満点なんですよ!
登山の以外になにしよう?そんな時にも滝の見学はおススメです!
ただし、水量が多い時は、大川の滝は滝壺から水があふれ出るし、蛇ノ口滝も雨の日は、無理は禁物。安全を確認した上で自然を楽しみましょうね。
宮之浦港から所要時間
千尋の滝・・・50分
トーロキの滝・・・45分
大川の滝・・・70分
蛇ノ口滝登山口まで・・・50分
*滝までは、マイカーもしくはレンタカーがおすすめですが、千尋の滝、大川の滝は島内を一周する周遊バスも便利です。ただし、予約制です。
まつばんだ交通、屋久島交通が周遊観光バスを運行しているので利用してみるのもいいでしょう。