2020/04/20

こんにちは!
aoimamaです。いつもブログに遊びに来てくださりありがとうございます。
ついに新し時代がやってきますね。
どんな時代になるのでしょうか?
私も微力ながら、
自分が今まで見てきたこと、聞いてきたこと、屋久島の文化や食を少しでも後世に残すべくお伝えできればいいなと思っています。
温故知新
*古いことから、新しいことを学ぶ
とても好きな言葉です。
今回、紹介するのは屋久島のサバを使ったお料理です。
屋久島でサバといえば「首折れサバ」
釣り上げてすぐに首を折り血抜きをすることで鮮度を保つことができ、お刺身で食べるとこれまた絶品ですよね。
その他にも、サバのすき焼きや、土産物でも人気があるサバ節なども有名です。
これらは、ほかの地域では味わうことのできない屋久島ならではの味だと思います。
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今回、私が紹介したいのは、さばを使った家庭料理です。
昔の食卓よく見かけたもの。
なぜなら、昔から屋久島はサバ漁が盛んに行われていました。
現在は一部に地域に限られていますが宮之浦でも昭和30年頃まで盛んだったのです。
私の祖父もさば漁船の一員でしたから。
夜中、宮之浦から、サバ漁に出かけ明け方帰ってくると、当時、中学生だった父が学校に行く前に近所サバを売りに行き、すべてさばを売り終えてから学校に登校していたという話をこれまで何100回と聞かされてきました(笑)
当時、学校給食などはありませんでしたから、お昼になると家に帰宅し昼食を食べる。
両親は畑の仕事をしていたのでお昼家に帰るとちゃぶ台に塩サバとふかしたからいも(蒸したサツマイモ)が置いてあり、それを10分で食べてまた学校へ行く。そんな時代の一品です。
さばを一匹買ってきたら、片身はお刺身でもう片身は塩焼やフライお好きに使ってください。
使うのはサバの中骨と頭。(屋久島では頭の事をビンタと言います)
子供の頃、祖母の家に行くとこのお料理がよく出てきたのですが、正直、骨やビンタのどこを食べればいいのかわかんない・・・
と思っていました。
大人になった今、この料理の美味しさが身に染みる。
骨やビンタからはとてもいい出汁が出ますし、かまのところも美味しいんです。
今の時期、大根の間引きをしたらその大根の葉も使います。
あとは適当に畑で採れた、里芋やこんにゃく、厚揚げなど入れても美味しいです。
ポイントはあらかじめ湯がいた大根葉をゴマ油でいためてから焚くこと!
サバの中骨と頭はグリルで焼いておく!
味は肉じゃがみたいな醤油ベースの味付けです。(甘味噌でもおいしい)
ゴマ油の香りと焼いたさばの香ばしさがとてもマッチして最高の美味しさです。
これこそ、サバを余すことなく使った昔の島の人々の知恵がつまった
郷土料理ですね。
DHA も豊富に含まれ血液サラサラ効果あり。
絶品なり!
<サバのビンタの煮つけ 大根葉の漬物を添えて>
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