かからん団子は屋久島の郷土料理!

里仕事
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屋久島の昔ながらの茶菓子「かからん団子」を知っていますか?

サルトリイバラの葉に包まれたヨモギのお団子。

ヨモギをたっぷり使って、あんこは使わず作るのが特徴でもあります。

かからの葉に包まれたヨモギのお団子の事を「かからん団子」と呼び、屋久島の昔ながらの郷土料理です。

かからん団子は鹿児島県の薩摩半島中部から南部・大隅・種子島・屋久島で昔から作られていて、地域ごとにこだわりの作り方があるようです。

 

私の祖母も季節のイベントやことあるごとに「かからん団子」を作ってくれていました。

近年ではかからん団子を手作りする家庭は少ないようです。

祖母から母へ 母から私へ そして私から娘へ

懐かしいあの味が後世まで残っていくことを願うばかりです。

我が家は春になると、お弁当を持ってよもぎを摘みに山に出掛けます。

屋久島は昔、「薬島」と表記されていた時代もあったそうで、薬草が多く取れることでも知られています。

ヨモギもまさに薬草で豊富な食物繊維で腸内環境改善、デトックス効果、血液をキレイにしたり

屋久島の人々にとっては身近な薬草でした。

今やヨモギは「和ハーブの女王」とも言われるほど。

かからん団子を作るときは、

葉が大きくなると固くなり湯がいても繊維が残るので、かからん団子に使用するヨモギの葉は、新芽の柔らかい葉を使います。

 

きれいに洗って重曹をいれてよもぎの葉を柔くなるまで湯がいたら、さらしの袋に入れてきれいに洗いだしをします。

団子の粉とさとうと洗いだしてよく絞ったよもぎを混ぜて(餅つき機を使用)団子を丸めて葉っぱに包みます。

使う葉っぱはサルトリイバラ通称かからん「かからん葉っぱ」

蒸しても葉っぱは食べれません。

かからの葉には抗菌作用があり、団子もその作用によって傷みにくいと伝えられています。

 

同じ大きさのはっぱで、団子を挟んで蒸します。蒸し器に入れて25分

子供の小さな手のひらサイズが食べやすい大きさ。

蒸し器に入れて待つこと25分!

黒糖のつやとヨモギの香りがたまらんですね。

黒糖を使うことで上品な甘さに仕上がり、つやもとってもいいですね。

「かからん団子食べんか~」と風呂敷に包んで届けてくれていた祖父の姿が今でも目に浮かびます。

私の大好きなかからん団子。

屋久島の郷土料理がいつまでの残っていきますように!

 

 

 

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