今回は、やくしまの「尾之間温泉」を紹介します。
屋久島の尾之間集落にある「尾之間温泉」読み方は「尾之間」とかいて《おのあいだ》と読みます。
「尾之間温泉」は別名《大鹿の湯》や《美肌の湯》とも呼ばれ、単純硫黄温泉しっとりすべすべの湯が楽しめます。
昔、猟師をしていたさくぞうというお爺さんが自分が射止めた大鹿を追って森も中に入ると湧き出たお湯で大鹿が自分の傷を洗い癒していたそう。そこが、今では尾之間温泉として人々に長年愛されている。なんと、今か350年ほど前のお話だそう。
尾之間温泉は、こじんまりとした純和風の建物の中に、男湯、女湯の内湯があります。
足湯があるのも嬉しですね。
このページでは、屋久島で人気の日帰り温泉、尾之間温泉の入浴した感想や営業時間、定休日まで詳しく調べました。
尾之間温泉の場所
尾之間温泉は屋久島の南のエリア、尾之間と呼ばれる集落にあります。
3つの尾根と尾根の間にあることから、この集落名が付きました。尾之間の集落はモッチョムだけの麓に広がる集落です。南の集落なので屋久島でも一年を通して比較的暖かい。
車の場合、宮之浦からだと約50分、屋久島空港から33分、安房港から25分。
尾之間の集落に入ると、おじゃんせ湯の里尾の間の看板が目につきます。
赤い回転灯を山側に入って行きます。
宮之浦方面からだと右の山手の道に入って行きます。
山道を進んでいきます。
途中尾之間三岳と呼ばれる3つの山が綺麗にみられるスポットがあります。
割石岳、耳岳、モッチョム岳
ありました。尾之間温泉!
尾之間温泉は浴室の壁に絵が描かれているのが特徴的。
尾之間集落の「尾之間音頭」という盆踊りの歌詞がイラストとともに描かれています。地元愛を感じます。
地元ではなくてはならない温泉の一つで、足元からふつふつと湧き出している源泉かけ流しの温泉。49℃とかなり熱いですが、慣れるとピリッと感が癖になる温泉です。
温泉好きな方には特におすすめの天然温泉。
尾之間温泉の泉質・効能
「治効一切の疾病を治すといえども、第一刀傷を癒すこと神の如し。
かかる不思議な神泉なればこの村の人民、常に浴する故にや、一生疾病の者なく、多く長寿なるとかや。」
「三国名勝図会」にも記されています。
神様の泉とされ、長寿も期待できるのだとか。
尾之間温泉の泉質は単純硫黄温泉。
リュウマチ、神経痛、婦人病など。
源泉は約49℃とかなり熱い。入浴のコツは何度もかけ湯をすること。
筋肉痛や皮膚病にも効果が期待できます。
尾之間温泉に入った感想
尾之間温泉は、屋久島の地元の人々に愛され続けている共同浴場です。
こじんまりとした純和風の建物の中に、男女別の内湯があります。玉石を敷き詰めた湯船のそこから沸くお湯は、無色透明ですが、かすかに硫黄臭のある温泉。個人的には玉石の感触がとても気持ちよかったです。
お湯は少し熱いが体の芯まで温まり疲れた体を癒してくれます。とろとろの泉質で湯上りはお肌がつるつる、すべすべに女性にはうれしい効果。
地元の方から長年愛されてきた温泉です、毎日入浴に来る方もいるくらいですので、マナーを守って気持ちよく利用しましょう。
尾之間集落には温泉ホテルがありますが、屋久島ならではのレトロな雰囲気を楽しんでほしい温泉です。
尾之間温泉の入浴料 タオル・アメニティー
大人 | 300円 |
子供 | 150円 |
70歳以上島民 | 200円 |
尾之間・小島民 | 無料 |
公衆浴場なので添え付けの石鹸やアメニティーはありません。必要なものは持参しましょう。
タオル、シャンプー、石鹸、ドリンク販売あり。
尾之間温泉の住所・営業時間・電話・定休日・駐車場
住所 | 屋久島町尾之間 |
営業時間 | 7:00~21:30 |
電話 | 0997-47-2872 |
定休日 | 月曜日午前中 |
駐車場 | 18台ほど |
まとめ
島の北から南まで、点々と温泉がある屋久島。お宿のお風呂もいいけれど温泉に入りに行けば、また一つ旅気分を味わうことができます。
地元の方々も利用するローカルな共同浴場、尾之間温泉は湯船に浸かっているだけで、様々な情報を聞かせてもらえます。お天気の話から、地元の野菜の話、もちろん観光の話だって聞けば教えてくれるはず。屋久島がグーンと近くなった気がすること間違いなし。
レンタカーで移動するならお風呂セットを用意して乗せて置けばどこでもひょいっと温泉に立ち寄れて便利です。
今回は、屋久島の「尾之間温泉」をご紹介しました。
最後まで御覧頂きありがとうございます。
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